町並みの今昔 鉄道編

神都線 外宮前駅跡 伊勢電気鉄道 合同電気 東邦電力 伊勢電車

明治39年(1906年)11月に交益社から発行された「伊勢参宮案内記」にある伊勢電気鉄道の広告の画像です。

明治36年(1903年)8月に宮川電気により本町(ほんまち)と二見間で電車の運行を開始し、翌年2月に「伊勢電気鉄道」に社名変更、明治42年(1909年)10月に本町ー外宮前ー古市口(ふるいちぐち)が開業しました。今回はかつて存在した外宮前駅を古い画像を交えながらご紹介します。

明治の終わり頃から大正初期にかけて発行された絵はがき「御幸通り」の画像です。外宮表参道の入口が御幸通り(御幸道路)の起点となり、画像の左側の建物が山田郵便局で右側の建物が電車待合所になります。待合所の前辺りが電車の乗り場になっていたようですが、ホームは無く地面から直接電車に乗っていたようです。

現在は外宮前のバスのりばになっています。昭和42年(1967年)に山田郵便局が移転して御木本道路が拡張されて、御幸道路は外宮前から一直線ではなくなりました。

御幸道路①でもご紹介した大正7年以降にYOKKAICHI TSUNEKAWAから発行された絵はがき「外宮前御幸通」の画像です。待合所の建物に変化はありません。

東邦電力山田電車発行のパンフレット「お伊勢詣りと朝熊岳」にある「沿線案内図」の画像です。

伊勢電気鉄道は大正11年(1922年)に松坂電気、津電灯と合併して三重合同電気となり、昭和5年に合同電気に社名変更、昭和12年(1937年)に東邦電力と合併しました。昭和14(1939年)には神都交通の経営となり昭和19年(1944年)に三重県下の鉄道・バス事業を統合して三重交通が発足し、三重交通・神都線となりました。

昭和34年(1959年)6月に撮影された外宮前駅の画像です。画像の奥にある建物は山田郵便局になります。

外宮前駅跡の現在の画像です。現在ではバスのりばの広場になっていて、当時のクスノキの街路樹が1本だけ残っていて立派に育っています。

昭和34年6月に撮影された外宮を背にした外宮前駅の画像です。画像の左側の建物は昭和28年に新築された「神都線営業所」になります(伊勢の市電20p)。

現在のバスのりばの広場の東端辺りから御木本道路上にかけて待合所があったと思われます。撮影場所はちょうど旧御幸道路上になり、外宮前駅の画像で電車が止まっている付近になると思います。

昭和34年6月に撮影された外宮前待合所の画像です。昭和34年4月29日に開業した御在所ロープウェイの看板が見えます。

外宮前から内宮までの電車の料金は20円になっています。昭和34年のうどんの平均価格は35円だそうです。現在の外宮前から内宮までのバス料金は440円になります。

昭和34年6月に撮影された外宮前待合所の時刻表の画像になります。

昭和36年(1961年)1月に神都線は廃止されバスに置き換わることとなりました。

出典:平成3年 勢田川出版発行 伊勢の市電(山田のチンチン電車)、wikipedia

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