町並みの今昔 鉄道・道路編

山田停車場 山田駅(現在の伊勢市駅)① 参宮鉄道 明治・大正時代

現在の伊勢市駅は明治30年(1897年)11月11日に当時の私鉄・参宮鉄道の「山田停車場」として開業しました。明治32年には県道として現在の外宮参道が竣工し、参道沿いには旅館やお土産物店が建ち並び、お伊勢参りの玄関口として賑わうこととなります。

山田停車場開業5年3ヶ月後の明治36年(1903年)2月に発行された「伊勢名所案内」に掲載されている「山田停車場」の画像になります。この画像が手元にある資料の中では発行年が確認できる一番古い駅舎の画像です。

明治38年(1905年)11月に発行された「伊勢行幸写真帳 第38集」に掲載されている「伊勢行幸第二公式の玉車」の画像です。明治38年11月14日に明治天皇が伊勢に行幸されたときに撮影され、駅舎の中央入口から左側を撮影した画像だと思われます。

明治40年(1907年)5月発行の「参宮案内」に掲載されている「山田停車場」の画像です。プラットホームから南東方向を撮影した画像になり、画像左奥は朝熊山で画像右側の木々は世木神社の社叢(しゃそう)になります。

明治41年(1908年)2月に発行された「伊勢名勝」にある「山田停車場」の画像です。明治44年に参宮線は鳥羽停車場(現在の鳥羽駅)まで延伸します。

2020年4月18日午後 撮影

現在の伊勢市駅を西側から撮影した画像です。新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出されておりますので全く人影がありません。

大正2年(1913年)5月に発行された「両宮案内」に掲載されている「伊勢 山田停車場」の画像です。画像奥が山田上口駅宮川駅方面になります。画像にある蒸気機関車はイギリス製のものだと思われます。

大正7年以前に発行された「伊勢山田驛」の絵はがきの画像です。鉄道導入時は停車場と名付けられましたが、時代とともに駅と呼ばれることが優勢となり、昭和11年(1936年)に停車場と駅の呼び分けが明確になり停車場という表現は廃れていったそうです。昭和30年(1955年)に宇治山田市が伊勢市に改称し、その4年後の昭和34年7月に「山田駅」から「伊勢市駅」に改称されました。

次回、山田停車場 山田駅(現在の伊勢市駅)②に続きます。

出典:明治36年 神洲堂発行 伊勢名所案内、明治38年 博文館発行 伊勢行幸写真帳 第38集、明治40年 参宮鉄道株式会社運輸係発行 参宮案内、明治41年 西岡彌太郎発行 伊勢名勝、大正2年 岡田商店発行 両宮案内、昭和61年 国書刊行会発行 ふるさとの思い出写真集 明治大正昭和 伊勢二見小俣、wikipedia

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