前回の倭姫宮前までをご紹介した御幸道路沿いの風景③の続きになります。
御幸道路③参宮自動車でもご紹介した参宮自動車営業部発行の絵はがき「御幸通ヨリ倉田山遠望」の画像です。明治43年(1910年)の御幸道路開通直後の画像で、中央の奥に徴古館の建物が見えます。画像右側の歩道は僅かにカーブしはじめています。
昭和14年(1939年)に敬神教育会事務所より発行された参宮読本に掲載されている「御幸通」の画像です。画像奥が倉田山で道路がカーブしていますので「御幸通ヨリ倉田山遠望」とほぼ同じ地点からの撮影だと思われます。
国土地理院提供の地理院タイルにある1961から1969年に空中から撮影された倉田山から楠部にかけての御幸道路付近の画像です。画像中央の上にあるのが徴古館で下(南)が内宮方面です。
倉田山から直線が続き道路がカーブするのは現在の五十鈴川駅前です。画像の下方にある楕円形の白っぽく写る丘を削ったようなところが昭和44年(1969年)12月15日開業の五十鈴川駅のある場所です。
「御幸通ヨリ倉田山遠望」、「御幸通」の撮影地点と思われる現在の五十鈴川駅前の画像です。現在は開発されていますが戦前は何もないところだったのですね。
昭和34年(1959年)6月に撮影された宇治浦田の交差点から少し内宮方面に進んだところの画像です。画像奥が内宮方面で昭和36年(1961年)1月に廃線になった三重交通神都線の電車が写っています。
現在の画像です。左側が月極駐車場になっている以外はあまり変化がないですね。
如雪園(現在の神宮会館)でもご紹介した昭和11年(1936年)に発行された絵はがき「内宮前 如雪園 正門」の画像です。
昭和50年(1975年)ころに伊勢神宮崇敬会から発行されたパンフレット「神宮会館ご案内」に掲載されている神宮会館の正門の画像です。
現在の画像です。嘗ての正門は現在では出口専用の通路になっています。
大正期に発行された絵はがき「伊勢名所 如雪園」の画像です。
パンフレット「神宮会館ご案内」に掲載されている「駐車場」の画像です。絵はがき「伊勢名所 如雪園」とほぼ同じ場所だと思われます。現在では考えられないほど駐車できる台数が少ないですね。
現在では立派な立体駐車場ができています。
出典:国土地理院 地理院タイル、昭和14年 敬神教育会事務所発行 参宮読本、伊勢神宮崇敬会発行 神宮会館ご案内