御塩殿神社(みしおどのじんじゃ)は内宮の所管社で、神宮の神饌(しんせん)として神事に使う堅塩(かたしお)を作る設備を備えた神社であります。所在地は伊勢市二見町荘(いせし ふたみちょう しょう)にあります。境内に御塩汲入所(みしおくみいれしょ)・御塩焼所(みしおやきしょ)・御塩御倉(みしおのみくら)・御塩殿(みしおどの)があり、境外の二見町西(ふたみちょう にし)に御塩浜(みしおはま)があります。
伊勢市駅方面からですと、二見街道(県道102号線)を二見方面に進み国道23号線との立体交差を過ぎると国道42号線(片側2車線の道路)となりますが、そのまま直進します。そのまま道なりに進みますと五十鈴川に架かる「汐合大橋(しわいおおはし)」を渡り、しばらく進むと「荘2」の交差点がありますので左折します。
700mほど進みますと、信号は無いのですが大きめの交差点(左側に案内看板あり)がありますので右折します。300mほど進みますと社叢が見えてきます。
二見興玉神社(夫婦岩)方面からですと、参道沿いにある赤福二見支店さんの脇にある路地に入り、600mほどになります。
上の画像は社叢南側からの撮影です。近くに駐車スペースはありません。
鎌倉時代初期(文治2年・1186年頃または建久元年・1190年頃)にお伊勢参りをしたとされる鴨長明(かものちょうめい)が、その時に詠んだ歌の石碑が入口前の道路の反対側にあります。注)現在、鎌倉時代は1185年頃からが有力説になっているみたいです。昔、学校で習ったときは「いい国つくろう鎌倉幕府」でしたよね(^^;)。
「二見潟神さびたてる御塩殿幾千みちぬ松かげにして」と刻まれています。
入口です。
参道です。
参道を進むと鳥居があり、鳥居の奥にある茅葺きの建物が御塩殿であり、その左隣に御鎮座しているのが御塩殿神社の社殿になります。
御祭神は御塩殿鎮守神(みしおどののまもりがみ)とされます。次回、御塩殿神社②に続きます。
出典:平成28年 伊勢商工会議所・(有)伊勢文化舎発行 改訂新版 検定お伊勢さん公式テキストブック、wikipedia