町並みの今昔 旅館編

二見浦 旅館・伊勢屋本店跡 別館岩戸館跡 五十鈴勢吾庵 塩ようかん

今回は二見浦の夫婦岩表参道の中程にある「ホテル キャッスルイン伊勢夫婦岩」さんの場所に嘗てあった「旅館 伊勢屋本店」をご紹介します。

上の画像は昭和8年(1933年)ころに発行されたと思われる「伊勢二見浦海岸通 旅館伊勢屋本店」の5枚組の絵はがきセットの畳紙(たとうがみ)のものです。二見浦海岸通りとは現在の夫婦岩表参道(旅館街)のことになります。

絵はがきセットのうち、「本店全景・夫婦岩日の出」の画像です。戦前に山田駅前(現在の伊勢市駅前)に存在した「宇仁館本店」を彷彿とさせる雄大な姿ですね!営業をしている間は二見浦のシンボル的な木造建築だったそうです。

2階にある看板は「いせ屋」になっています。

chitetsuさんのブログ「古い建物と町並みをもとめて」にある2012年8月19日の記事「二見浦の木造旅館群」に1996年に撮影された「いせや」の画像があります。

本店全景と同じ角度の現在の画像です。左隣りの「麻野館」さんは現在でも営業されております。

絵はがきセットのうち、「本店浦全景・応接間より中庭を望む」の画像です。

本店裏全景と同じ角度の現在の画像です。松の木の本数が少し減っていますが、当時からあった松の木が成長して太くなっております。

絵はがきセットのうち、「大広間・大広間舞台」の画像です。大広間は200畳くらいありそうですね。

絵はがきセットのうち、「応接室・客室の一部」の画像です。

伊勢屋本店は元々、山田駅前(現在の伊勢市駅前)の外宮参道沿いで営業しておりましたが、昭和8年前後に本店を宇仁館グループに売却し、その資金を元に二見浦の「日陽ホテル大勢館」を買収して本店を移転したと推測されます。

絵はがきセットのうち、「伊勢山田駅前通り 旅館伊勢屋支店・伊勢二見浦海岸通り 別館岩戸館」の画像です。

伊勢屋本店跡(キャッスルイン伊勢夫婦岩)から少し二見興玉神社方面に進むと、塩ようかんで有名な五十鈴勢吾庵(いすずせいごあん)さんがあります。

二俣の道路を左に入ったすぐ左側にある「百木物産(ももきぶっさん」さんがある場所に別館岩戸館があったそうです。ちょうど五十鈴勢吾庵さんの道路を挟んだ反対側になります。

別館岩戸館は戦後に現在の場所に移転し、岩戸館として現在も営業されております。

伊勢屋旅館は戦後も4層楼の建物で営業を続けられましたが、平成13年(2001年)1月7日に最後の宿泊客を送り出して営業を終了されたそうです。その後建物は解体され、平成14年ころに同じ場所に「リゾートイン二見」が開業し、2019年(令和元年)7月に「キャッスルイン伊勢夫婦岩」としてリニューアルオープンしました。

二見旅館組合さん・岩戸館さんの方々に色々とご教授いただきましたこと御礼申し上げます。

五十鈴勢吾庵さんの目の前まで行きましたので、塩ようかん1本をお土産に買ってきました(^^)。

美味しくいただきました!二見浦を訪れた際には是非お土産にどうぞ。

次回は旅館伊勢屋本店の場所にあった大勢館などをご紹介する予定です。

出典:chitetsu 古い建物と町並みをもとめて、大正元年 神都興信所発行 宇治山田商工人名録、大正3年 神都興信所発行 宇治山田商工人名録、大正11年 三重県勧業協会発行 三重県商工案内

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)