度会大国玉比賣神社(わたらいおおくにたまひめじんじゃ)は豊受大神宮(外宮)の摂社であり、所在地は伊勢市豊川町(いせし とよかわちょう)となり、外宮の宮域林に御鎮座しております。しかしながら、外宮の参道と直接つながっておらず宮域林に沿って進む必要があります。度会大国玉比賣神社の更に先には、外宮末社の伊我理神社(いがりじんじゃ)と井中神社(いなかじんじゃ)が御鎮座しております。
度会大国玉比賣神社への道順は、外宮の表参道を出て御木本道路の歩道を左(内宮方面)へ進みます。
しばらく進みますと茜社(あこねやしろ)の入口があります。茜社は山田産土神八社の1社で外宮の宮域内に御鎮座しますが、神宮の所管する神社ではありません。
氏子地域は豊川町、藤里町、旭町で地域住民からは「あこねさん」と呼び親しまれているそうです。
茜社の入口から更に進みますと岡本一丁目の信号交差点がありますので、その手前にある道路を右に入ります。30mほど進みますと左側には国の史跡となっている豊宮崎文庫(とよみやざきぶんこ)跡の表門と築地塀があります。
旧豊宮崎文庫の表門から少し進みますと、右側に度会大国玉比賣神社・伊我理神社・井中神社の入口があります。
参道です。
参道を15mほど進みますと右側に度会大国玉比賣神社があります。度会大国玉比賣神社は外宮摂社16社のうち第4位であり、御祭神は大国玉命(おおくにたまのみこと)と弥豆佐佐良比賣命(みずささらひめのみこと)の2柱で両神とも鎮座地の度会地方の地主の神であります。
度会大国玉比賣神社前から、さらに10mほど進みますと伊我理神社と井中神社に通じる石段があります。
石段の登った右側に社殿があります。伊我理神社と井中神社は同座しており、伊我理神社は外宮末社8社のうち第1位であり、井中神社は外宮末社8社のうち第3位であります。伊我理神社の御祭神は伊我利比女命(いがりひめのみこと)であり名前の由来は「猪狩」であり、五穀を食い荒らすイノシシを狩る女神であるとされ、井中神社の御祭神は井中神(いなかのかみ)であり、神田の井泉の神であるとされます。こうした神が祀られているのは、昭和の中期まで「豊宮崎の神田」と呼ばれる神田を外宮が所有していたからであるそうです。
出典:wikipedia